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埼玉新座母親死傷事件

高林春輝の母親の叫び「静かで優しい子だと思ってた」埼玉・新座市

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3月24日の未明、母親に対する傷害の疑いで逮捕されたのは次男の無職・高林春輝容疑者(24)。「ケガをさせたことに間違いありません」と容疑を認めている。

筆者にも現在、反抗期の息子があり、今回の事件は他人事ではありませんでした。この記事では、愛するわが子の手で命を落とすことになってしまった母親の気持ちを代弁しました。

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高林春輝の母「もう一度、やり直せるなら」──母としての私の独白

私の名前は、もうニュースで広まってしまったことでしょう。

「シングルマザー」「看護師」「二人の息子を育てた母親」
けれど、今こうして言葉にすることができるなら、私は一人の“母親”として、息子に訴えたい。問いかけたい。

私の育て方が悪かったの?
あの日、あなたが私に暴力をふるった理由を、もう一度、聞かせてほしい。


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高林春輝の母の叫び「あなたをこの手で育てた日々」

あなたとお兄ちゃん、二人を育てるために、私は昼夜を問わず働いた。
あの家を買ったとき、頭の中には“家族の未来”しかなかった。

2200万円のローンを組んで、高台のあのモダンな一戸建てを手に入れたとき、まだあなたたちは小学生と中学生。
「ここで、新しい生活を始めよう」
あなたたちにとって、帰る場所を、守る場所を作りたかった。

朝5時に起きて、2人分のお弁当を作って、お兄ちゃんを野球の練習に送り出し、あなたには毎日「行ってらっしゃい」と声をかけた。

夜勤明けに眠い目をこすりながら、保護者面談に行き、給食費や修学旅行の積立に必死でやりくりした。

でも、私があの頃、見失っていたことがあるとすれば、あなたの心の叫びだったのかもしれない。


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高林春輝の母「反抗期の長男と、静かな次男」

2025年3月下旬、埼玉・新座市で母親が遺体で見つかった住宅の1階にある小窓

お兄ちゃんは、思春期になると露骨に反抗した。
「うるせぇ」「勝手にすんなよ」「ウザい」
そんな言葉をぶつけてくるたびに、私は涙をこらえながらも「元気ならそれでいい」と自分に言い聞かせた。

でもあなたは違った。
反抗もせず、言い争いもせず、ただ静かに部屋にこもっていた。
学校でのこと、友達のこと、進路のこと……あなたが何を考えているのか、私は聞けなかった。
「大丈夫?」「何か困ってることはない?」
そう声をかけても、あなたはただ小さく「うん」とうなずくだけだった。

それでも私は、あなたが静かで優しい子だと思っていた。


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高林春輝の母「無断欠勤の朝、そしてあの日」

2025年3月22日。
私はいつも通り、出勤の準備をしていたはずだった。

でも、その朝、何が起きたのか……私はもう思い出せない。
おそらく、あなたと言い争いになったのかもしれない。
もしかしたら、私が口うるさく「仕事しなさい」「将来のことを考えて」と言ったのかもしれない。

あなたは私を突き飛ばし、何度も殴った。

1階のトイレに倒れこんだ私を、あなたはそのまま放置した。
出勤予定だった私が職場に現れず、同僚が心配して自宅まで来てくれた。
警察が駆けつけ、トイレの中で私を見つけたときには、すでに私は帰らぬ人になっていた。

あんなに大切に育てたあなたの手で、私は命を絶たれてしまった。


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高林春輝の母の悲痛な叫び「どうして、あなたは壊れてしまったの?」

2025年3月下旬、埼玉・新座市で起きた母親の殺害事件で、現場となった住宅から出てきた捜査員たち

春輝──
あなたの名前には、「春のように明るく、希望に満ちた人生を」と願いを込めた。
けれど、24歳になったあなたは、仕事にもつかず、社会とも距離を置いたまま、部屋にこもっていた。

私がもっと早くに気づいていれば。
「大丈夫」と言葉を飲み込まず、あなたの心に寄り添っていたら。
病院や専門機関に相談していれば、何かが変わっていたのだろうか。

あなたが大人になりきれなかったのは、私のせい?
厳しくしすぎた? それとも甘やかしすぎた?
息子に殺される未来を、誰が予想できただろう。


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家族って、何だったの?

人は簡単に言う。「家族なんだから、分かり合えるはずだ」と。

けれど、現実には、家族ほど難しい存在はないのかもしれない。
「どうして働かないの?」と聞けば責めているように聞こえ、
「将来のこと、考えてる?」と聞けば追い詰めてしまう。

家族という言葉の下で、私はあなたの“弱さ”に目をつぶってきたのかもしれない。
でも、家族だからこそ、本当はもっと向き合わなくてはいけなかった。

あなたの孤独を、私は知らなかった。


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この声が届くなら──

春輝、あなたは今、取調室の中で、何を思っているの?

あの家で、私が作った食卓を、あなたは覚えてる?
おにぎりの中身が梅干しじゃなくて怒った顔。
お兄ちゃんの試合の朝、一緒に応援に行ったこと。
あの日々を、あなたは忘れてしまったの?

私がこの世にいなくなっても、母親としての想いは消えない。
あなたの未来を、信じたかった。
立ち直ってほしかった。
本当は、抱きしめたかった。


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高林春輝の母が最後に願うこと

私はもう、あなたに何もしてあげられない。
だけど、これを読んでくれる人がいるなら、どうか伝えたい。

子どものSOSは、時に沈黙という形で現れる。
言葉がないこと、反抗がないことが、安心材料ではないことを。

私のような母親が、もう二度と「息子に殺される」なんてことが起きませんように。
そして春輝──

いつかあなたが、本当の意味で“大人”になれる日が来ることを、
私は心のどこかで、まだ願っている。

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