埼玉県深谷市が、食品ロスや生ゴミ問題の解決に向けた実証実験を開始した。野菜を皮ごと食べるための専用水「ベジセーフ」を市民100人に無料配付するといいます。これが炎上騒ぎとなっています。
この記事では、なぜベジセーフが炎上しているのか調査しました。
ベジセーフの炎上理由①「農薬が取り除ける根拠がないから」
つまり、表面をベジセーフで洗っても、セーフではないってことね。
ベジセーフの炎上理由②「深谷市が特定の商品を市民に推してるから」
民間企業同士のコラボならともかく、深谷市が行政として不必要な製品を宣伝推奨することは許されるのでしょうか。
深谷市民の無用な出費を助長しているのでは?
ベジセーフ公式サイトを見る限り微量のカリウムが含まれた水で、
昔風に言えば灰を溶かした水(灰汁)と同じ理屈ですね。
画像の例はトマト表面の油脂とカリウムが反応して剥がれ落ちそれが茶黄色の汚れだと思われます。
この茶黄色の汚れを「よくないもの、ベジセーフでのみとれるもの」と優良誤認させる得る悪質な商品ではないですか。
深谷市が優良誤認を助長してよいのですか
ベジセーフの炎上理由②「慣行栽培を否定しているから」
表面の汚れは、水洗いで十分でとれること、
残留農薬の基準は十分クリアしているのに、それをNGにしていることに
慣行栽培の農家さんがお怒りです。
ベジセーフの炎上理由④「値段が3,000円と家計を圧迫」
Yahoo!知恵袋に、興味深い投稿がのっていました。
マージンでも貰えるんですかね?そのオタクは。
いいかもしれませんが
そのお宅は外食しないの?
惣菜買わないの?
子どもは給食食べないの?
その農薬は気にしないの?
って感じです。
本当に必要で良ければ
大ブームだと思いますよ
下の理由を見ると、購入しても無駄なのかしらね。
私も以前、同様の質問をしました。
結論は、”購入しても無意味”です。
理由は下記です。
1)野菜の表面だけ洗浄しても無意味(野菜の中は洗えない)
以前質問した時、農業に詳しい方からの回答では、農薬は野菜表面に散布するもの以外に土にも散布し根から農薬を吸わせるものもあり、野菜表面だけ残留農薬を落としても野菜の中にある農薬は落とせない→無意味、というものでした。
2)野菜出荷時には残留農薬の毒性分は分解されていて無害になっている
これも以前の回答者様からお教えいただいたのですが、日本の食品法は極めて厳格で、また農業を管理する農協も厳しく指導されてるそうですが、出荷前の農薬散布は禁止、かつ食品検査で残留農薬検査が徹底されています。
確かに残留農薬はあるでしょう。、しかしそれは出荷時には無害化されています。経年劣化というものです。日光などに当たったりして熱が加わっていくうちに薬品の毒素が分解されて、野菜には農薬の残骸物だけ残されているわけです。これらは無害です。根から吸収された農薬も同様です、ご心配には及びません。
さて、どうしてこうも消費者に間違った情報(残留農薬が危険)が流れるのでしょうか? それは”ビジネス”だからです。残留農薬=気持ちが悪い、という消費者マインドを巧みに刺激し購入をあおる汚い販売方法です。たしかにお料理などで人気のブログにも書かれた商品の宣伝まがいな紹介をされていますが、なにかきな臭さを感じています。お金をもらっているか何か優遇されているか、どちらにしてもそうしたブログで特定の商品をほめる場合には、その商品の販売元から一切のリベートを受け取っていないことを宣言する必要があると思います。たぶん、何かしらのリベートをもらっていると思われます。人間として恥ずかしく思います。
決して宣伝に乗ってはいけません。私の回答者様も書かれていましたが、水洗いするだけで大丈夫です。
書かれた商品のメーカーは特許を取っており高く売りつけていますが、原価はとても安いです。ただし化学的な純水は一般には手にはいらず、自身で同様の洗浄液を制作するのは難しいです。こうしたことを分かったうえで、言葉巧みな宣伝文句で販売するのはいかがなものか、と思っていますが、法的には何ら問題がないため、あとは消費者の正確な情報入手と判断が必要です。お互いに振り回されないように注意しましょう。
ベジセーフが怪しくて炎上「水で農薬はとれると批判殺到」埼玉県深谷市
こちらが炎上の原因となった最初のXでのツイートです。
「#栄養まるごとプロジェクト」と題した計画は、「野菜を皮ごと食べる文化をつくる」を目的に、深谷市が農業課題解決のために開催するコンテスト「DEEP VALLEY Agritech Award 2019」でファイナリスト賞を受賞したクリーニング会社「land link(ランドリンク)」を中心に2021年3月に発足。普段捨てている野菜や果物の皮にはファイトケミカルという栄養成分が豊富に含まれているとして、「皮ごと食べることによって慢性的な栄養不足問題及び食品ロス問題の解決を目指す」をテーマに掲げている。
「ベジセーフを巡っては、一部農家から『野菜の汚れは水洗いで十分とれる』『慣行栽培批判だ』という意見があり、また『99.9%の純水と0.1%のカリウムだけ』という成分にしては価格が高いことも疑問視されています。販売会社の代表は、農家の疑問に対して『弊社は慣行栽培を批判してませんし、危険を煽ってません。ただ慣行栽培の皮ごと食べる文化を作りたいだけです』と答えていますが、ミニトマトを洗浄した際に検出された農薬について、トマト農家が詳細の説明を求めた質問には回答していません。小学校の給食にも試験導入されているのですから、まずはきちんと説明するべきでしょうね」
「ベジセーフ」には、こうした懐疑的な声がある一方で、コストコでまとめ買いしたりと愛用者も多い。どうやらその効果や導入妥当性については、これからも議論が続きそうです。
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