2022年12月3日付の日刊ゲンダイに「キンプリ脱退であいた“CMの穴”に「なにわ男子」をジャニーズ事務所が猛プッシュ?」の記事がありました。
また、2022年11月28日付の文春オンラインでは、「【タッキー退社&キンプリ分裂】ジャニーズ事務所やタレントへの信頼感を保てず苦しむファンが悲痛な訴え」の記事があがっております。
ここでは、2つの記事を読んでの感想を纏めていきます。
キンプリ3人脱退に関してのジャニーズ事務所の根回し不足に業界ドン引き
「日本テレビが11月28日に行った定例会見で、編成担当の福田博之常務が「驚いた」「今後の番組詳細については未定です」と、半ば呆れように語ったことからも、根回し不足が伝わってくる。ジャニーズ事務所に”不信感”を募らせている映像製作関係者や広告代理店関係者も少なくないようだ。」2022年12月3日付日刊ゲンダイDIGITAL
「King & Princeは、ジャニー喜多川氏にとって生涯最後のデビュープロデュースとなったグループです。それだけに事務所としても力を入れていました。公式Twitterのフォロワー数は約99万人、Instagramは約184万人、YouTubeのチャンネル登録者数は約135万人(いずれも11月9日現在)と、多くのファンがついています。中でもグループの人気を牽引する平野と岸が脱退するとは、夢にも思いませんでした」(民放プロデューサー)
「7日月曜の午後7時から放送された『CDTVライブ!ライブ!』の2時間スペシャルでは、彼らがスペシャルメドレーを披露することが決まっていました。スタジオは生放送なので、グループ脱退にまったく触れないのはあまりにも不自然。そのため、江藤愛アナが曲紹介の前に彼らのニュースにも触れて、この番組の最初の放送がキンプリでスタートしたというエピソードも入れつつ、事前収録のVTRを流すことを説明するという普段ではやらないようなデリケートな扱いをしました」(TBS関係者)
「『新・信長公記』は読売テレビの制作ですし、放送も終了しているので問題はない。しかし、『キンプる。』については頭を抱えているようです。現在、土曜の午後1時半から放送している関東ローカルのバラエティ番組ですが、TVerなどの見逃し配信で全国のファンが視聴するため、多くの再生数を稼いでいます。そのため、『キンプる。』を元日放送のスペシャル番組として編成を予定していたんです。さらに日テレ上層部は、早ければ来年春にゴールデンに進出させるつもりでした。ところが、突然のメンバー脱退で、番組内容を含めすべて見直されることになりました。レギュラーの『キンプる。』も、9日の収録ではスタジオに観覧客を入れることが急きょ中止されました。ゴールデン進出についても白紙になり、現在、番組自体を存続させるかどうか分からない状態です」(日テレ関係者)
「岸はTOKIOからも可愛がられており、日テレの日曜ゴールデンのバラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』で準レギュラーとして活躍しています。彼を抜擢したことで若返りを図り、上手くいっていたのですが、今後、いつまで出演してもらうか検討中だそうです。『鉄腕DASH』はDASH村をはじめ、長期にわたってロケをするコーナーが特徴です。作物を育てたりモノを作るなど、過去の映像素材を活かしつつ番組を作るため、彼が脱退するとなった以上、前向きに起用することが難しくなっているといいます」(日テレ関係者)
「彼の場合、初主演映画の公開が2023年夏に予定されています。今年2022年の秋に公開されるはずでしたが、コロナで公開が延期されました。彼の退所が他の2人より遅くなったのは、映画の公開を控えているからでしょう。となると、5月のグループ脱退後は、どれだけ活動するのかも分からない。『鉄腕DASH』も彼を起用しなくなるかもしれません」(日テレ関係者)
テレビ関係者やその他業界へもジャニーズ事務所の根回しはなかったらしく、激震が走りました。キンプリ3人の脱退が発表された直後は、どのテレビ局も調整に明け暮れていたようです。。。
キンプリ3人脱退後、CM後任はなにわ男子をジュリー社長はもうプッシュ
KingandPriceはグループとして現在『セブンイレブン』など3社、平野紫耀(25)個人で6本のCM契約を抱えています。
「キンプリはアーティスト・デビューから4年半、11作品のシングルをリリースし、トータルで555万枚を軽く超える売上げを記録しています。グループの名前は残し2人で活動は続けるといってもほぼセンターが定位置だった平野が抜けるわけですから周辺は動揺しますよね。グループでは1億5000万円超、平野単体では2億円と言われるCM契約が突然白紙になるわけですから、他の大手芸能プロが指をくわえて傍観しているわけがありません」(芸能プロ関係者)
こうした業界内の動きに、キンプリ及び平野さんの抜けた穴を自社所属タレントで代替できないかと広告代理店に熱心に打診しているのがジャニーズ事務所と言われています。
特に同事務所が猛プッシュを仕掛けているのは『なにわ男子』で、現在のキンプリの冠クライアントである『HONDA』に代替契約と、新車種のイメージ・キャラクターのオファーを出しているとも言われています。
引用元:ameblo
平野さんが個人で単独契約を結んでいる『コーセー』には、現在も同社の商品キャラクター契約を結ぶ『嵐』松本潤さん(39)と相葉雅紀さん(39)との深い関係から、『なにわ男子』道枝駿佑さんが(20)を新キャラクターに就任させる提案をしているとも噂されています。
このニュースに対して、なにわ男子やTravis Japanファンも複雑な心境なようです。実力で頑張って手に入れた仕事のはずが、ジュニーズ事務所の騒動のせいで、ジュリー社長の力が働いたと色眼鏡で見られることが辛いと吐露しています。
「なにわ男子のファンで、先日はデビュー1周年を迎えて嬉しく思いました。なにわ男子はすごくがんばって、実力で輝いて今の地位まで来たと思っていますが、滝沢さんのことやキンプリのことがあってから“ジュリーさんに贔屓されてるんじゃ?”と色眼鏡で見られて頭にきます。別のグループのファンが悲しそうにしているとお祝い事があってもモロ手を挙げて喜びづらいですし、それもストレスですね」(Eさん・20代)
なにわ男子や、先日全世界デビューを飾ったTravis Japanのファンの方からも、「せっかくのお祝いごとが今回の件で曇ってしまったように感じる」2022年11月28日付の文春オンライン
『キッコーマン』は、綾瀬はるかさん(37)と上白石萌音さん(24)とキンプリ平野さんを今後のプロモーション展開の3本柱と考えて今年4月に契約を結んだばかりとのことです。
「しばらくの間はスポンサー契約を繋ぎ留めたいジャニーズ事務所と、この機会に新規参入したい他の芸能プロとの間でせめぎ合いが続くでしょうね。滝沢秀明氏の退所もあり、事務所が失ったクライアントとの信頼関係のダメージは、我々が考える以上に大きいのではないでしょうか」(前出・芸能関係者)
あの優秀グループキンプリでさえ希望を失ってしまう環境がジャニーズ事務所
「私はSnow Manを応援している者ですが、今回のことがあって不安で仕方ないです。友人からは『Snow Manは人気があるから問題ないんじゃないの?』などと言われますが、キンプリこそ人気だし、ジャニーズの王道ど真ん中じゃないですか。そのキンプリでさえ希望を失ってしまう環境ってどういうことなんだろうと思ったら、とても“ウチは関係ありません”なんて思えません。それにSnow Manは滝沢さんが育ててきたグループですし、少しずつ何かが変化してしまうんじゃないか、という不安はあります。胸に憂鬱が住み着いてしまったようです」(Aさん・40代)2022年11月28日付の文春オンライン
ルックス、歌、ダンス、性格、ファンからも愛される100点満点のグループking&Prince。ジャニーズ事務所からも期待され、仕事も順調に増えていたキンプリでさえ続けられない状況ってどんなパワハラ環境なのでしょうか。
ジュリー社長正体「2023年キンプリカレンダーは2人?!」平野紫耀は帯状疱疹【文春砲】 |
分裂したメンバーの“代理戦争”のような事態もファンの中では起きています。
「キンプリが分裂したことで、一緒に推し活をしていた仲間が分裂しはじめました。辞めるメンバーを非難する人、反対に残るメンバーを叩く人、辞めるメンバーの大ファンだったのに、残るメンバーに鞍替えした人……。それぞれの気持ちはわかるけれど、彼女たちにどんな態度を取ったらいいのかわからず泣いてばかりいます。ほんの少し前まで、コンサート会場で写真を撮ったり、可愛い参戦服を選んだり楽しいことだらけだったのに。新曲(※King & Princeの「ツキヨミ」)も1枚は買いましたけど『買いまくってティアラの存在感を示そう!』みたいな強い気持ちには自分はなれません。
今は街で彼らのポスターを見ると胸が痛くなるし、彼らがCMするクリスマスケーキも予約しちゃったけど、どんな気持ちで食べていいのかわかりません」(Bさん・20代)
ツイッターでも、それぞれのファン同士が喧嘩しているものを良く見かけます。これはどちらのグループも望んでいないことで、誰も幸せにならないので、やめてほしいなと筆者も思います。
他には「キンプリのことを信じきれなくなってきた」という悲しい心境を吐露する人もいました。
「私は他のファンのみなさんみたいに心が広くないかもしれません。アイドルというものが、信じられなくなりました。キンプリの辞めるメンバーのファンでしたが、彼は結局ファンやグループより一緒に辞める仲間に合わせたんだなと思ってしまいました。キンプリはすごく恵まれていると思うし、その恩恵を受けるなら引き換えに我慢しなくちゃいけないこともあるでしょう。自分の夢もあるだろうけど、一度は自分で選んだ場所でファンのそばにいることは、アイドルとしての誠意じゃないですか? こんなことになるなら“ずっとそばにいるから、オレたちのそばにいて!”とか軽々しく言わないでほしい。アイドルやるなら『10年は辞めない』くらいの契約をしてほしいくらい。今後もし誰か好きになっても“どうせ最初だけだ、調子いいこと言って嫌になったらすぐ辞めるんでしょ”なんて思うようになってしまって……。それに何より、彼らが辞める決断をするしかなかったことが悲しいし、彼らが夢を持って活動できる場を与えられなかった事務所が恨めしい」(Cさん・30代)2022年11月28日付の文春オンライン
今回の滝沢さん退所とKing & Prince3人脱退の騒動では、女性ジャニーズファンだけでなく、男性も大きく反応しているのが印象的です。
「キンプリの分裂って、SMAPの解散が想起されて辛くなります。ジャニーズはあの失態をまた繰り返してしまうのだろうかと憤りを感じたりもします。キンプリはキラキラ感、粒揃いのルックス、バラエティ適性などトップクラスだったのでもったいない気がします。今の環境をどうにかしないと取り返しがつかないことになるのでは」(Dさん・50代)
Dさんは私の知人で、ジャニーズのファンというわけではありません。そんな彼が数年ぶりに連絡をくれたのが、上記のメッセージでした。ファンではない人の心さえ揺さぶるほどに、今回の騒動は不穏な空気を発しているのです。「人が大切にされる場所ではない」というイメージは大きなダメージになると思うのですが……。
この騒動は、筆者のようなジャニーズファンでなくてもジャニーズ事務所の不協和音を察知しました。
長年のファンの中には、ジャニーズ事務所の体質の変化を指摘する人もいました。
「昔はコンサート会場や劇場に行くとロビーにジャニーさんがいたり、千穐楽公演後の“お見送り”(出演者が観客を送り出してくれる)に事務所スタッフの女性が出てきてお話してくれていたものです。そういう機会に事務所の人のぬくもりみたいなものを感じることができました。KinKi Kidsや三宅健さんは今もテレビでジャニーさんのエピソードを話しますが、彼らより下のタレントは、あまり事務所の人の話をするイメージがありません。彼らの周りにどんな人がいて、どんな振る舞いをしているのかよくわからないのがモヤモヤしますね。社長さんはもっとファンの前に出て、言うべきことがあるなら言ってほしい。“顔”を見せてほしいと思います」(Fさん・60代)2022年11月28日付の文春オンライン
ジャニーさんが亡くなられてからの、ジャニーズ事務所の評判の急降下はひどいものです。
来年のクリスマスに『セブンイレブン』のケーキでパーティを開くのは誰なのでしょうか?キンプリ3人の脱退騒動はまだまだ終着しなさそうです。
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